身内でひっそりと家族葬

祖父は様々な病気を抱えており、祖母と母が二人で何年もの間看病をしていました。夜中に体調が急変して母が呼び出されることや入院することも多く、時には1日に3度病院に駆け込んだこともあったそうです。

長く続いた闘病生活でしたが、祖父の最期はとても穏やかだったのは唯一の救いでした。しかし、祖母も母も日々の疲れが溜まっており、知人や近所の人に通夜や葬儀の連絡をする気力は残っておらず、祖父の友人達も高齢で亡くなっている方や外出が困難な方も多かったため、城東の葬儀場で身内だけで家族葬をしようということになりました。

家族葬を選んだことで、近所付き合いや遠い親戚などに気を遣うこともなく、身内だけで故人との最後の時間を過ごすことができました。知人を呼ばずひっそりと葬儀を行うことに、これで良かったのだろうかと最初は思いましたが、今後一人で暮らしていく祖母のために少しでも葬儀にかけるお金は減らした方がいいと家族で話し合い、最終的には家族葬にして良かったと思っています。